ガンシティ
神沢 篤毅
第1話 プロローグ 2020/06/29
西暦2176年 ルナシティが、再び地球連邦の植民地になってから50年が経過していた。かつて地球連邦から独立を勝ち取った人々は、新たな約束の地を求めて、木星軌道と火星軌道の間にあるメインベルト(小惑星帯)へ移住していった。
メインベルトに移住した人々は、いくつかの企業体を作り、企業連合体を結成して、自分達を<カンパニーズ>と呼んだ。
<カンパニーズ>は、レアメタルを小惑星から大量に採掘することに成功し、地球連邦へ輸出した。
一方、地球連邦は、レアメタルの大量輸入から生ずる貿易不均衡に耐えかねて、たまたまメインベルトで起きた地球連邦特使傷害事件を理由に、<カンパニーズ>を制圧すべく軍隊を派遣した。
<カンパニーズ>と地球連邦の小競り合いが続くなか、1人の青年が現れた。彼は、数々のオーバーテクノロジーを作り出した。
西暦2197年 青年は、一隻のガンシップ(戦艦)を建造し、圧倒的な軍事力の差を見せつけて、地球連邦と<カンパニーズ>の和平を実現した。そして、その1か月後に何者かに暗殺された。
青年の死後、オーバーテクノロジーは途絶え、彼の戦艦は姿を消した。
<カンパニーズ>の人々は、再び危機が訪れたとき、青年が失われた戦艦に乗って現れると噂をした。また、青年は再び生まれ変わって現れると予言する者も居た。
それから70年以上の年月が流れた…。
修正:2020/10/11
修正:2020/11/28
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修正:2021/08/15
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