第4話 ウインドドラゴン討伐
ウインドドラゴンはウィンディマウンテンに居るらしく、近隣の村からの被害が出ているそうだ。
ウィンディマウンテンに着き、山を登っていく。
俺は2回しか技を撃てないので、敵に会わないことを願い、歩いていく。すると何やら大きな影が視界を遮った。
「やばいな……」
なんとその影はウインドドラゴン3体だったのだ。
— 2体ならまだしも、3体はどうすればいい…?
ウインドドラゴンは一流の剣士がやっとソロクリアできるレベル、つまり普通に倒す事など最弱眼の俺には不可能なのだ。
「考えろ……火神紅蓮乱舞は4連撃……つまり、一つの技で複数の敵を倒せばいけるが、俺に出来るのか?」
そんな事を考えていたその時だった。ウインドドラゴン1体に気付かれてしまったのだ!
「やるしかねぇってことか……」
俺は火神紅蓮乱舞を発動させる。赤くなった刀身がウインドドラゴンの足を切り裂く。
そして2撃目でもう片方の足を切り裂き、戦動きを封じ、3、4撃目で頭を切り落とす。
— よし、この調子ならいける!
そう考えていたその時だった。
ウインドドラゴンのスキル【ブレス】が飛んできたのだ。技を撃っていない状態の俺は反応が遅く、かろうじて避けたが瀕死になってしまった。
「はぁはぁ…つまり、敵の妨害もかいくぐって当てなくちゃいけないのか……」
いかに難易度が高いかということを実感しつつも目の前の敵は迫る。火神紅蓮乱舞をまた発動させ2体のウインドドラゴンに斬り掛かる!
ブレス攻撃を避けながら、攻撃したが制御がこの場面になって難しくなり、2体目に3撃もかかってしまった。
— これを正確に頭に当てないとジエンドって事か……いいや!やってみせる!
俺は空中に飛び、鮮やかにそして繊細に首をはねる事に成功した。
「やった!俺はウインドドラゴンに勝てた!」
そう呟くと、疲れで倒れてしまった。
— 火神紅蓮乱舞って、こんなに体力使うのか……
とその場に倒れ込んで連発はできないなと考えながら、ポーションを飲んでいると
— Lvupしました!
と謎の声が聞こえた。あぁ、Lvが上がったのかとステータスを確認すると俺は思わず声を上げて驚いてしまった。
「俺のステータスが上がってる……?」
【ステータス】Lv12 熟練度Lv2
力15/100 素早さ15/100 魔力1/100
体力25/100 回避12/100 知力16/100
【スキル】
刀スキルLvMAX
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます