第452話 仕事で疲れるのは格好悪いのでは?

 超個人的な意見だが、仕事で疲れるというのは、格好悪いように思える。意見というか、感想に近いが、自分はそう感じるという話である。


 自分が本当にしたくてしている仕事なら、それに精を出して疲れるというのは、素晴らしい。それは最早仕事とは呼べない。その人にとって「生きる」というのがその行為なのだから、疲れるほど頑張るというのは美しい。けれど、自分がやりたくてやっているわけでもないことで疲れるというのは、格好悪い。言ってしまえば、それでは、人の言いなりになってひいひい言っているのと同じである。


 格好良い、格好悪いという判断なんて、どうだって良いじゃないか、と思う人もいるかもしれないが、この判断は案外重要だと、私は思う。なぜなら、自分は格好良く生きられていると思えれば、それが自信に繋がるからである。また我々は、人を見るときに、格好良いか否かで判断している部分がある。可愛いとか、美しいとか、真面目だとか、丁寧だというのは、すべて格好良いという表現に集約できるのではないだろうか。


 自分は、仕事で疲れたとしても、疲れたとは口にしない。「お疲れ様です」と言われたら、「いえ、特に疲れてはいません」と答えられれば、最高に格好良い。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る