第414話 問題は解決しなくても、心は軽くなる
悩んでいるときや、困っているときは、誰かと話したり、あるいは、本を読んだりすると、ある程度気持ちが和らぐ。
別に、それで今悩んでいることや、困っていることが解決するかもしれない、という期待を抱く必要はない。何か問題を抱えていて、その心情を吐露したからといって、問題自体が解決することはない。けれど、悩んでいる、困っているという状態にある心を、少し軽くすることはできる。
本も誰かが書いたものなので、間接的ではあるが、人と接するのと同じである。というわけで、やはり、我々は一人では生きていけないという話に繋がる。一人では生きていけないというのは、ほかにも色々な意味を含んでいるのだが、問題に直面したときに、今、問題に直面している、ということを伝えられる相手がいないと、自分という人間が破綻してしまう。
SNSでは、誰でも自由に呟くことができるので、現実世界にそうした相手がいなくても、心情を吐露することは可能である。それで救われる人がいるのなら、SNSが存在する意義は非常に大きい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます