第413話 勉強以外にも少し

 精神的に少し病んで、それで、ああ、もう、勉強しかしなくて良いかな、と思ってしまったが、なんとか踏み留まって、自分の身の回りにある様々なものを、自分の世界から末梢しなくて済んだ。


 ゲームや小説の執筆は、社会のためにならない、という認識が広まっているが、そんなことはない。なぜなら、ゲームを作っている人がいるからであり、小説を売ることができるからである。というのは、明らかに金銭面にフォーカスした話だが、文化的な側面から考えても、それらのものは社会にとって必要である。


 逆に、勉強だけやっている人間が、社会に必要とされるかと問われると、疑問である。企業に就職することはできるかもしれないが、しかし、それだけで終わるような気がする。やはり、自分のやりたいことがまずあって、そのために仕事をするとか、それに関連した仕事をしないと、自分のモチベーションももたないし、良い仕事もできないのではないか。やりたくないと思っていることを、ただひたすらにやり続けるのは、本当に苦痛でしかない。


 自分は、ゲームが好きなので、ゲームをするし、小説を書くのが好きなので、小説を書く。

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