第393話 少し余る我が家の牛乳
どういうわけか分からないが、我が家の牛乳はいつも少し余る。コーヒーに入れようとしてパックを持つと、明らかに軽い感じがして、注いでみると、案の定充分な量が入っていない。それでぴったりなくなるのなら良いが、少ないことが大半で、次のパックを開けてわざわざ少し注ぎ足さなければならない。
牛乳パックが空になったら洗わなくてはならないので、それが面倒だから、前の人があえて少し残している、という可能性がある。自分もその気持ちはよく分かるし、時間のないときはそうすることもあるので、それがいけないと責めることはできない。ただ、合理的に考えると、あと少し残すくらいなら、今の内に全部飲んで洗ってしまった方が、あとの人も気持ち良く注げるし、治安も良くなるに違いない。
また、そうしたマイナスのイメージと結びつくことで、強く印象に残っているだけで、本当はそれほど高い頻度で残っている状況になっているわけではない、という可能性も考えられなくはない。
余談だが(というか、上記の文章がそもそも余談以外の何物でもないのだが)、自分は牛乳を単体で飲むことはほとんどないが、コーヒーに入れることで毎日それなりの量を飲んでいる。同じ理屈で、毎日一生懸命勉強しているつもりがなくても、実は充分しているという状態にはならないだろうか。
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