第280話 一人なら何をしても良い

 結局のところ、人に迷惑をかけなければ良いので、一人のときは何をしても良いと思う。


 たとえば、苛々しているからといって、それを人にぶつけるのはどうかと思うが、一人で苛々するのは自由だと思う。一人の空間で、周囲に誰もいないのなら、暴言を吐いても特に問題はない。ただ、物に当たると、あとでそれを見た人の気分を害することになるので、しない方が良いと思う。


 反対に、一人で楽しんで笑うというのも、それはそれで良いと思う。面白い本を読んだり、面白いテレビを観たりしたら、一人しかいなくても声を上げて笑っても良い。というか、笑うべきである。


 周囲に誰もいないと分かっていても、何となく誰かに見られているような気がする、ということもある。神様に見られているような感じがするとでもいえば良いだろうか。しかしながら、思っているほど誰も自分に興味などないので、物理的に一人だということが確認できたら、それ以上警戒する必要はないように思える。

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