第198話 面白さとは

 面白さとは何だろうかということについて、友人と語り合った(といえるほど、熱い展開にはならなかったが)。


 自分は、面白いと感じるものは、王道を行くものか、まだ誰もやったことのない奇抜なことをやっているものの、そのどちらかに当て嵌まる、と考えている。王道をプラスと考えれば、奇抜はその反対、つまりマイナス方向だが、起点からどちらかに進み、きちんと進行を継続できたか、また、ただ真っ直ぐ進むだけではなく、途中でどれだけ寄り道できたかで、面白さの度合いは変わる。もちろん、王道をとりながら、その中で奇抜な方法を試す、という例も見受けられる。


 一方で友人は、それだけではなく、個人の主張、作家でいえば自分が一番書きたいことが示されていることも、また重要だと主張していた(ような気がする)。王道や奇抜さというものは、それだけを示すことなら誰にでもできるが、そうした世間的に求められているものだけでは不十分で、自分の主張も非常に大切だ、ということである。


 まったくその通りだと思う(問題発言)。

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