第193話 やらなければならないこととやりたいことのその境界
やらなければいけないことがあるときに限って、やらなくても良い、どうでも良いことをやってしまうから不思議である。
そもそも、やらなければいけないこととは、どんなことだろうか。よく、学生が「レポートを書かなくてはならない」などと言うが、そもそも大学に行くことは自分の意思で決めたのであり、自分が学びたいことを学びに行っているのだから、レポートを書く行為はやらなければならないことではなく、やりたいことに分類されるべきである。
勉強と遊びの境界というものは、本当は存在しないように思う。勉強の方が遊びに比べて負荷が大きいというだけで、やっていることはどちらも変わらないのではないだろうか。たとえば、ゲームだって、相手の分析、自分の技能の上達など、練習しなくてはならない要素が多々あるし、勉強だって、一つ一つ覚えて問題に挑戦し、高得点を目指すといったゲーム的な要素が認められる。
基本的には、人間は負荷の大きいこと、つまりエネルギーを多く消費することはやりたがらない。ゲームの方が勉強に比べると消費するエネルギーの量が少ないというだけだから、一日当たりのページ数を少なくするなどして、勉強の負荷を小さくすれば良いと思う(とはいっても、そう上手くはいかないが)。
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