第182話 不備を間接的に報告するのはなぜ?

 色々なものに色々な不備があるが、そういう不備が見つかると、すぐにインターネット上にアップされる時代になったから、良いのか悪いのか、微妙なところだと思う。


 まず最初の前提として、不備がまったくないものというのは、そうそう存在しない。必ず何らかの不備が存在する。ゲームだったら必ずといって良いほどバグがあるし、本だったら誤植の一つや二つは見つかる。


 そういうものを見つけたら、制作側に直接伝えるのが一番だと思うが、なぜか、Twitterに投稿したり、YouTubeにアップしたりする人がいるから、甚だ不思議だと感じる。制作側のホームページには、そうしたメッセージを受けつけているページがあり、そこに書き込めば、間違いなく制作側に情報は伝わる。しかしながら、上記のようなツールを使っても、彼らに伝わる可能性は、後者に比べれば低いといえる。


 誰かが作ったものに見つかった不備について投稿するのではなく、自分の不備について投稿するのはどうだろうか。きっと、周囲の人から慰めてもらえるはずである。まあ、その慰めが本当かどうかは分からないが……(それは、インターネット上でなくても同じである)。

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