第143話 運の有無は関係なし
運というものは、本当にあるのだろうか。
仮に運というものがあるとして、ずっと運が良いということは考えられない。「今日は運が良かった」という言葉からも分かるように、運というものは限定的に発生するもの、もしくは状態であると考えられる。しかしながら、それは運というものがなくても同じである。たとえば、景気には良いときもあれば悪いときもあるし、人間の体調も、当然良いときもあれば悪いときもある。この「良いときもあれば悪いときもある」というのは、この世界に存在するある種の摂理のように思える。
何か一つ良いことが起こると、それが原因でモチベーションが上がって、次々とプラス思考で行動できるようになり、さらに良いことが起こり、運が良いと思い込むようになる、ということも考えられる。ちなみに、バスや電車の小さなテレビで放映されている、今日の運勢というコーナーを見てみると、「積極的に行動すると吉」とか、「小さいことを気にしすぎないようにすると、人間関係が良好になる」みたいなことが書かれているが、それは運勢がどうのこうのということに関係なく、一般的にいえることである。
というわけで、運というものがあるかどうかは分からない(当然の結論)。
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