　今まで楽しいと思えていたものが、突然楽しく感じられなくなったときは、やめてしまうのが一番だと思う。楽しいからやっていたわけだから、楽しくないのならやる必要はない。

　しかしながら、そんなふうに、つまらないとか、何が面白いのか分からないとか感じたときには、まず、それがかつてどのような楽しさを提供してくれたのかを思い出してみると良い。そうすることで、楽しく感じられなくなった原因が、その対象にあるのか、自分にあるのかが分かる。対象に何の変化も起きていないのに、楽しく感じられなくなったのなら、自分の側に原因があると考えられる。自分がそれまで求めてきたものが変化した可能性があるので、そういうときは、何もかもやめてしまうのではなく、一定期間距離を置くことで、また違った視点からそれを捉え直すことができるようになる。

　自分が楽しいと感じられるものは、自分が知らないだけで、世界中に沢山あるはずなので、本当にやめてしまうというのも、一つの手段ではある。