第91話 RPGの面白さ
ずっとアクションゲームをやっていたが、久し振りにRPGに手を出してみた。それまでは、RPGをやるくらいなら、小説を読んでいた方が面白い、と思っていたが、RPGには小説にはないところが沢山あって、面白い。
まず、RPGの場合は、自分で行動を選択できる。選択肢は限られているが、仲間との会話でどれを選ぶかによって、その後の展開が若干変わる。これは小説にはあまり見られない手法だから、逆に、小説に転用したら面白いかもしれない。
そして、RPGといったら戦闘だが、このときのBGMがなかなか素晴らしい。BGM単体で聴いても素晴らしいものは素晴らしいが、やはり、このシチュエーションで、背後で流れるというのが、物語をより厚くしてくれると感じる。迷宮内のBGMも、そういう意味で素晴らしいといえる。
RPGの最大の醍醐味としては、自分でキャラクターを成長させていかないと、ゴールに辿り着けない点が挙げられる。小説では、読んでいるだけで主人公が勝手に成長していくが、RPGでは、その手間を自分で負わなくてはならない。その分、目標を達成したときの感慨がより一層深まるし、またやりたい、と感じさせてくれる。
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