第31話 好い加減な理論によるアクションゲームの勧め

 アクションゲームは、最も自己成長できるツールである(と私は思っている)。


 自分の能力を上げる、つまり自己成長を目的として行うものにスポーツや勉強があるが、その最たるものがアクションゲームである、という主張である。スポーツの場合は、自分以外の競技者や試合が行われる会場など、環境の影響を大きく受ける傾向がある。どちらかというと、勉強はスポーツほど環境の影響は受けないが、そもそもの問題として、生まれつきの学習能力、といった生来の環境の影響を受けやすい。というわけで、これらのことをやって失敗しても、何らかの言い訳をすることができるが、アクションゲームの場合はそうではないことが多い(とは言いきれないが)。


 まず、アクションゲームの場合、環境の影響は遥かに受けにくい。環境はゲームの中ですでに形成されているから、それは誰がやっても同じである。そして、言い訳がしにくい。この点がかなり苦しいところでもあるが、同時にアクションゲームの醍醐味だと感じる。ゲームが要求する操作に失敗してしまったら、そこには間違いなく自分に原因がある。なぜなら、プレイしているのは自分一人だけだからである。


 というわけで、アクションゲームをやろう(誘っているのではない)。

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