第7話「ダンジョン探索③」

一回書いてたデータ全部消えました笑

バックアップ取ってなかったから完全に最初からになりました笑

ダルすぎる......。


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「ドラゴンゾンビなんて聞いてないぞ、クリス!」


「いっ、いやー、宝と一緒に不穏な空気の正体も討伐しようと思ってたけど、ははは、まさかドラゴンゾンビだなんて思ってなかったよ......」


「二人共下がって下さい!です!降臨せよ、『サモン』!!!」


 まさかレナにこんな能力があったとは......



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 順調だった。レナの支援魔法のおかげで私達は危なげなく攻略することが出来ていた。

 しかし、レナの支援魔法というのは凄い。どれくらいって言われても凄いとしか言いようがない。鎧のおかげで素早く動くことが困難だった私だったが、レナの支援魔法のおかげで私は、鎧を身に付けていない時のような感じで動くことが出来ていた、むしろそれよりも素早く動ける程だ。


 自他共に攻撃の当たらないクルセイダーと定評のある私だが、レナの支援魔法のおかげで私は連擊を繰り出すことが可能になり、いくつかの攻撃は当たるようになった。

 普通は連擊を繰り出せば、息が上がるのだが、これも支援魔法のおかげかほとんど息が上がることもなく楽に敵を倒すことが出来た。


 前衛はクルセイダーの私、前衛兼中衛を担うのは盗賊のクリス、後方支援で回復魔法や支援魔法を掛けてくれるレナ、かなりバランスの取れたパーティーだと思う。


 そんな感じで私達三人は順調にダンジョンを攻略することが出来た。

 道中、アンデットモンスターやグレムリンなどの悪魔とも遭遇したが、レナの対魔魔法で難なく討伐できた。

 なぜかクリスが悪魔と見るや否や聖水をかけたダガーでめった切りににしていた。まるで親の仇を見るかのような顔をし、「ぶっ殺してやる!!!」などと不穏なことを叫んでいたが......。


 正直なところ、かなり怖かった......。

 レナも同意見だっただろう。プリーストであるレナも少し引いていたのだし。


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「さあ、着いたよ!ここが新しく発見した通路だよ!」


「見る限りただのダンジョンの壁に見えるのですが......」


 私もレナと同意見だ。どう見てもただのダンジョンの壁にしか見えない。


「あたしも最初はそう思ってたんだけど......。どうもこの中からお宝の匂いがプンプンするんだよね!『宝感知』もビンビン反応してるし、不思議に思って色々探していたら......」


 そう言ってクリスは近くのダンジョンの壁のレンガを一つ奥に押し込んだ。

 するとどうだ、ゴゴゴゴゴという音を立て、ダンジョンの壁だったものが動き、新たな道が現れたのだ。


「誰が何のために作ったかはわからないけど、こんな風に普通じゃわからない方法で開く道を用意しているんだから絶対になにかあるに違いないと思うんだよね!」


 確かに。こんなことをしてまで道を隠しているのだ。何かしらはあるに違いないだろう。


「それじゃあ、いってみようか!」


「「おー!!」」


 クリスの顔が時より不穏な顔になっているのが少し気になるが。私はそのまま進むことにした。



 奥に進むたび、空気が重く苦しいものになっているのがダンジョンに潜ることが少ない私でもわかった。たしか、魔素と言ったものだったか、このダンジョンの奥に進むにつれて、魔素が濃くなっていくのが感じられる。


「徐々にモンスターの強さや数も増えていってますね。誰も手をつけてないこともあってか、モンスターの数やお宝の数も多いですね」


「やっぱり来た甲斐があったねぇー。けど『宝感知』に奥に大きい反応があるだよね(それに、以前感じた不穏なアンデットや悪魔の禍々しい気配も強く感じる。このままほおっておけばいずれここに訪れる他の冒険者達にも危害が及ぶ。骨が折れるかもしれないけど私達だけで討伐しておきたいな......。それに多分レナは......)」



 さらに進んだ先に街の広場程のダンジョンにしてはかなり大きな空間が広がっていた。


「すごい......。ダンジョンの中にこんなにも大きな空間があったなんて......」


「あたしもびっくりだよ、ダンジョン内でこんなにも大きな空間を見たのもあたしも初めてだよ!」


「うむ。しかし、広いな何のためにこんな大きな空間を作る必要があったのだろうか......」


「なんか、ボス戦の広間みたい......」


 レナが小声で何か言っていたが生憎聞き取ることができなかった。


「しかし、本当に広いな......」


 そんなことを呟いていると、ただならぬ視線を感じた。

 それは二人も同じだったようで私と同じく即座に視線の感じた方へ身構える。


 闇の中からズウンっと重い音が連続で聞こえる。時よりズルッズルッと何かを引きずる様な音も混じっている。


 闇の中に二つの紅の光が現れた。


 それと共に強烈な腐敗臭が漂ってくる。


 ズルッズルッと聞こえていたのは大きな尻尾を引きずる音。時より、腐敗した体がこぼれ落ちそうになっているところもある。


 そう、私達の目の前に現れたのは、トカゲのような体にコウモリのような翼、鋭利な牙と角、この世界でとてもメジャーなモンスター。


 ドラゴンのアンデットモンスター、ドラゴンゾンビである。




 ドラゴンゾンビが襲いかかって来た!!!


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