遥かなる星々の物語
TA-KA
序章
西暦二千年後半、人類は宇宙に漂う見えざる物質、未知の元素をその手に収めると、それらから、それまで存在し得なかった物質を生み出し、
時の研究者達はその新しいエネルギーを使い技術を発展させ、光速の十分の一で航行できる宇宙探査船の開発に成功させると、人類は更なる物質と可能性を求めて、遠い星々、遥かなる宇宙へと旅立って行った。
その大いなる変革期から三千年あまり、西暦5,870年、宇宙を航行する技術は発展し、恒星間移動船の能力は光速の三分の一まで向上、人類は生身の身体で五光年先の星々へと移動を可能とし、天の川銀河の各所で中継星を開拓するまでに進化していた。
しかし、人類の未知へのあくなき探求は尽きる事はなく、光より早く動くことが可能な素粒子を発見した時の研究者達は、その素粒子に人を含むあらゆる物質の情報を乗せ飛ばす事で、光速の二千倍の移動を可能とし、自らがそこに赴くのではなく、その地に分身を構築する事で、人類の探索領域は、天の川銀河の中心に迫る、三万光年先の領域まで到達していた。
そんな遥かなる宇宙に旅立った人類が出会う、星々の物語である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます