生活力皆無の後輩女子を甘やかすことになった

村上 ユウ

ファミ通文庫大賞 応募用あらすじ

 大学二年生男子の難波律なんばりつは梅雨のある日、ベランダに出てビールを飲んでいた。すると隣から奇声が聞こえてくる。見ると奇声の主は同じ大学の一年生の女の子、南正覚みなみしょうがくあかねという子だった。二人は部屋は隣同士だったのだ。

 

 奇声の原因はゴキブリ。そこで律はゴキブリを退治して欲しいと頼まれるのだった。部屋に入ると、そこは汚部屋だった。

 

 ゴキブリを退治した翌日、律は茜の部屋の掃除を手伝うことになる。掃除後、茜が野菜をお裾分けしてくれるので、それを有り難く思った律は夕飯を作ってあげることを提案。二人は奇妙にも食事を共にする。

 

 その後、合コンでバッタリ会ったあと、律の家で二次会をするなどと不思議な出来事が続き、律と茜の距離は縮まる。


 しかし、律には悲しい過去があった。ずっと付き合っていたカノジョに浮気をされたことが原因で別れ、両親は離婚。酔っ払ったときに茜にその事をこぼしてしまう。


 茜はそんな律の過去に気になりつつも、律の料理に胃袋を掴まれて、ある日、食費を出し合ってご飯を一緒に食べないかと律に提案する。律はこの提案を受け入れ、更に律と茜は親密になっていく。


 しかし、律は過去のことが原因で茜の好意には全く気付かない。そんなある日、律は風邪を引いてしまい茜に看病されることとなる。その時の茜の優しさに惹かれ、徐々に律は茜を意識していく。


 ふとしたすれ違いが原因で律は自分の恋心を完全に自覚する。

 そして、茜の誕生日に律と茜は交際を始める。


 その後、デートをしてさらに恋心が深まっていく律と茜。


 だが、突然律の妹のはるかが彼氏を連れて律の家に押しかけてきた。更に、遥は律に両親に会いに行くことを提案する。律と茜はその提案に乗り、妹とその彼氏の計四人で東京へと旅行に行くのだった。


 律は父親に会った後、元カノにも遭遇。しかし、律は心を乱すこと無く元カノと話をつけて別れる。その後、茜とデートをするのだった。

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