第23話 撮影現場に誘われた。

昨日はなろうにて1400pv、カクヨムにて2300pvを記録しました。皆さまありがとうございます。


 週間ランキングでは61位を記録しました。ありがとうございます。


 出来れば下にある星を押してくださると執筆活動の励みになります。


 また読む際にはフォローをしてくださるとありがたいです。


 本日の残りは17時の投稿となります。


 ただ星の伸びが少なくなってきている状況なのでそろそろペースを落とす可能性があります。ご了承ください。


 伸びた場合にはこのペースで書き続けます。


ではよろしくお願いします。

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ


------------


 月曜日に報告会が終わり、残りの平日は何事も無く過ごしていた。


 変わった事と言えば、会社で周りから見られる事が多くなった事と、通勤時間が延びた事ぐらいだ。


 そんなこんなで今日は金曜日。既に退社して家にいる。


 彩は火曜日からは芸能人らしくCMの撮影だったり、雑誌のインタビューに大忙しであまり顔を合わせる事が無かったが、今日は夕方で終わりだったらしい。


 なので今は2人で料理を作っている。


 今日は定番のハンバーグだ。


 まず合挽きから説明することになったが、割と成長している。


 空気を抜く作業をしないまま焼こうとしたのにはマジで焦ったけど。


 そうして夕食を食べ、まったりとテレビを見始めた。


 2人でテレビを観ていたら彩がふと話し始めた。


『康太君って私の撮影現場来たみたい?』


『まあ興味はあるかな、何の撮影?』


『明日ね、来クールのドラマのクランクインなの。だからね、一緒にどうかなって。』


 まあ1度くらいなら撮影現場見てみたさはあるな。色んな芸能人がいたりしてめちゃくちゃ華やかそうだ。


『うん、良いよ。明日は仕事もないし。』


『良かった、ありがとう!後、仲の良い友達に康太君が旦那さんって紹介するからね。』


 え?それめちゃくちゃ緊張するんだけど…。芸能人に会うのってただでさえテンパるのに、そこで演技もしなくちゃいけないのかよ…。胃が痛い。


『ん〜、まあ頑張るよ。』


『はい、頑張ってください!』


 ちょっと憂鬱になるも少し楽しみでもあり、暫くしてから寝床についた。





『康太君、グッドモーニング!(ペシッ)』


『痛っ!って朝早すぎん?まだ眠たいんだけど…』


『現場入りが6時なので4時起きなの、はいはい頑張って起きる!』


そうして土曜日の朝、彩に背中を叩かれるという、めちゃくちゃ雑な起こされ方をした。月曜日の報告会以来、距離感がおかしいと感じてはいる…


 そして何時に撮影かは知らなかったが、まさか4時起きになるなんて。


 せっかくの休日だったのに…。


 そうして寝惚けたまま俺達はテレビ局へと向かった。


 今回のドラマは恋愛ものだそうだ。内容は冴えない童貞の30代男性と彩が演じる家政婦と偽装結婚するという物語らしい。ドラマ名は『逃げるは恥だけども役にも立つ。』なんかバズりそうな予感がする。


 立場は違えど、偽装結婚という括りでは同じなのでなんかハラハラしてしまう。


 これある意味では演技に活かせるのかもしれないな。現実味がありすぎるから…。


 今日の午前は顔合わせがメインで、午後からは宣伝用の撮影に入るらしい。


 まあそんなこんなでテレビ局につき、俺達は楽屋で待機していた。


『聞いてなかったけど、今回俺は誰に挨拶するの?』


『えっとね、それは… 女優の友達とそれと…』


すると扉がノックされ、現れたのはあの当て逃げ事故の日に彩の隣に座っていたあの男性だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る