第24話 釘をさされた。
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そこに立っていた男性は当て逃げ事故の日に、彩の隣に座っていた男性だった。
俺はそこで彩の態度に納得した。確かに事前にこの人と会わせると言うのは憚られるだろう。
まあこればかりは誰が悪いとかではないし、当たり障りの無い話で乗り切るべきだろう。
『はじめまして、彩の恋人の廣瀬雄大です。一応ここの局の専務をやってます。』
これ地味にマウントとってきてる気がするんだが…。
『はあ。初めまして。児島康太と申します。よろしくお願いします。』
『児島君と呼んでも良いかな? まあとりあえず固い話は抜きにしてリラックスして欲しい。』
『お好きな呼び方で構いませんよ。で今回はどういったご用件で?』
『いや、ただ児島君にお礼を言いたくてね。今回僕のせいでもあるが偽装結婚ということを引き受けてくれてありがとう。』
『まあ美川さんのためですから、お気になさらずに。』
『いや、それだと僕の気持ちが晴れない。なので今度都合のつく日に2人で食事でもどうかな?』
『まあ食事くらいなら大丈夫ですよ。』
『おお、良かった。それじゃあ連絡先はここに書いてあるから。』
『あ、はい。後ほど連絡します。』
『それと、最後に一つ言いたいことがあるんだ。』
『なんでしょうか?』
『児島君もわかっているとは思うが、あくまで偽装結婚だ。くれぐれも彩に手を出さないでいただきたい。恋人は俺だからね。』
なんなんだこの人、ちょっとイラっとするけど、彩を立てるために俺は抑えなきゃ。
『まあその辺りは心得ていますよ。お話は以上ですか?』
『ああ、そうだね。まあとにかく今回の件は助かった。まあまた食事の日にでもゆっくりとお話しよう。それじゃあ。』
そう彼は言い残して去って行った。まあ自分の恋人を知らない人と住まわせるわけだ。少しは不安に感じても仕方ない部分はあろう。
『ごめんね、康太君。本当は会わせる必要は無いとは思っていたんだけど、彼がどうしてもって言うから…。それにあの言い方だと気に障ったよね…。』
『いや、全然大丈夫だよ。彼の気持ちもわかるし。』
『うん、本当にごめんね… でも女優さんに会わせるのは本当の話だからね?』
『ん、わかってるよ。気にしないで。』
『ありがとう、それじゃあ準備出来たら斉藤さんと一緒にスタジオに来てね。私はメイクしてくるから。』
『いってらっしゃい、頑張ってな。』
彩は少し申し訳なく感じているようだった。
ただ俺が出来ることは撮影に行ける環境を作ってあげることだから追及する必要もないと思っている。
まあ撮影も楽しみではあるし。
暫くしてから俺は斉藤さんと一緒にスタジオに入った。
そこで些細ではあるがとある出来事が起こるとも知らずに。
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