第21話 名前呼びをし始めた。
昨日はなろうにて約1400pv、カクヨムにて2000pvを記録しました。1週間累計で約8000pvです。
初投稿作品がここまで伸びるとは正直思っていませんでした。これも皆様のおかげです。ありがとうございます。
なろうでは評価を、カクヨムでは星をつけて頂けると嬉しいです。
本作品を読む際はフォローをして読んで頂けたらなと思っています。
ちなみに余談なんですが、題が過去形なのはプロローグで1年後から振り返っている設定なので過去形です。
もちろん会話や心情は現在形ですが。
なので美川彩視点はsideという形で過去形にはしていません。
明日の更新は今日の星の数やポイントの伸び具合で決めます。伸びた場合は書くペースも上がると思いますが、下がった場合はペースを落とす可能性もありますのでご了承下さい。
それではよろしくお願いします。
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美川さんが発した言葉は信じられないものだった。
ただその言葉を聞いた皆が早乙女さん含めて乗り気になってしまい、俺の出る幕は無くなった。
まあ多分大丈夫なんだろう。ただ美川さん演技している時はいいけど、家だとポンコツなのが気がかりだなぁ。
そうして美味しい食事を食べ終え、賑やかな報告会は幕を閉じた。
皆アルコールもいれたため少し酔っ払っているが多分大丈夫だろう。
俺達は斉藤さんの送迎で家まで帰ることになった。
『楽しかったですね、康太さん?』
『ええ、今日はありがとうございました。って、え?名前?』
『私達一応夫婦って設定なんだから名前呼びしませんか? 康太さんと康太君どっちが好みですか?』
さっきもそうだけど名前呼びの破壊力はえげつない。今まで彼女すらいたことない人間にはハードルが高いんだ。
『いや、さすがに名前呼びはダメでしょう。皆の前だけで良いですよ。』
『ダメなんですか? 結構勇気出して言ったんだけどなぁ…。』
美川さんはそういって明らかに落ち込んだ様子を見せてきた。さすがに申し訳ないし、これくらいなら俺が我慢すれば良いことじゃないか。頑張れ、俺!
『わ、わかりました!それじゃあ、康太君って呼んでくれますか?』
『やった〜!それじゃあこれから康太君って呼びますね!ちなみに今の落ち込んだ感じは演技です!騙されました?』
やられた… 美川さんが女優ってこと忘れてた。
『あ、はい。やられました。』
『まあ言質はとりましたからね。変更は無しです! それで康太君は私を何て呼んでくれますか?』
ヤバいな、かなり恥ずかしい。どうしようか…。
『彩って呼んでも良いですよ?』
『じゃあ、それで。』
『はい、じゃあ今ここで彩って呼んでください!』
『いや、また今度でお願いします…。』
『ダメです!絶対呼ばないつもりでしょう? なので今から慣らしておけば大丈夫です!はい、どうぞ!』
『……。あ、彩…。』
『良いでしょう。はい、もう一度!』
『彩…。』
その後家に帰るまでこのやりとりは続いたおかけで、彩とすんなり言えるようになった俺であった。
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