第17話 課のみんなにも驚かれた。

昨日は、なろうにて約1200pv、カクヨムにて約1200pvを記録しました。ご愛読いただきありがとうございます。


 カクヨムでは投稿して5日にも関わらず昨日は週間ランキングで161位を記録していたみたいです。ありがとうございます。今日は122位でした。ありがとうございます。


 なろうでは評価を、カクヨムでは星をつけて頂けると、ランキングが上がり、執筆活動の励みになります。


 出来れば本小説を読む際はフォローして頂けるとありがたいです。


 今日の残りは夕方17時に投稿します。


 ただ今後評価と星が伸びない場合はペース落とすもしくはボツにする可能性もあるのでご了承下さい。


 では本日から2章になります。よろしくお願いします。

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 親友を置いて出社した俺は、椅子に座って今日の仕事について考えていた。


 まだ朝の8時だが、8時40分から月曜日恒例のミーティングが始まるためだ。


 仕事は先週からいつもより減らされている。その理由は隣に座る小悪魔系後輩の長友桜のためだ。


 彼女は新卒3年目で、新規にこの部に配属されたばかりのためここ1ヶ月は指導する立場になっている。


 先週は融資について取引先との案件を見ながら教えていた。


 まあ今週は投融資一体のプロジェクトファイナンスについて教えるつもりだ。


 プロジェクトファイナンスとは、本来企業にお金を貸し付ける融資に対して、プロジェクトを審査の対象として融資するものだ。金利が高くなる分、内容もまた煩雑になる。例えば、メガソーラーなどが良い例だ。


 ってこんな解説誰が聞きたいんだよな。ごめんな読者のみんな。


 そうこう悩んでいる間にもミーティングが始まった。


 この案件はどこまで進んでいるだったり、審査部との交渉はみたいな話が淡々と進んでいき、30分で終わった。


 課長以外の人間は既にミーティングルームから退出したため、俺はこの場を利用して結婚についてを課長に報告した。


『課長、お話があります。』


『どうした児島君?』


『この度、結婚することとなりました。』


『そうかそうか、おめでとう。ってええええぇぇぇ!? どこの誰とだ? 早乙女君か?』


 なんでみんな早乙女さんと俺がくっつくみたいな話をするだ。


『いえいえ、僕みたいなのが早乙女さんと結婚出来るわけありませんよ。』


『じゃあどこの誰とだ?』


『先程ニュース速報にも流れたと思うんですけど、女優の美川彩さんです。』


『うそそおおおおぉぉぉぉ!!!???』


 驚きすぎだろ、課長。こんな取り乱した課長いままで見たことないぞ。


『本当ですよ。。。 つきましては本日夜に課のみんなで報告したいと思うので場のセッティングをしてもよろしいですか?』


『ああ、もちろんだとも。めでたい席だからな。』


『ありがとうございます。今回の席は美川さんも出席するのでよろしくお願いします。』


『あの美川彩さんに会えるだと… 児島君開いた口が塞がらないよ……』


 課長が壊れてしまった。まあ今までの恩返しだ。喜んでくれて嬉しい。


『話は以上になります。それでは失礼します。』


 そうして俺はミーティングルームを退出した。が課長の声が大きすぎたのか出た瞬間に、早乙女さんが僕の腕を急に掴んで尋ねてきた。


『児島君、今の話本当なの?』


『ええ、一応本当です。』


そう言うと早乙女さんはかなり落ち込んだ。なんでかいまいちわからないが、取り繕っておこう。


『今日の夜に美川さんも同席して報告するので、早乙女さん含め課のみんなにも出席して欲しいんですが、大丈夫ですか?』


『ええ、大丈夫よ……。』


 早乙女さんはそれ以上言葉を発しなかった。なんか申し訳ないので後でコーヒーでも持っていこう。


 また坂本さんにも話を通したらほとんど会話はなかったがオーケーらしい。


 次は長友さんだ。まあ仕事しながらキリの良い所で聞いてみよう。


『この案件は、ここの数字が低いから担当と相談してみるのが必要かな。』


『あ、こんな所まで見るんですか〜。さすが児島さん!』


『褒めても何も出ないぞ!』


『児島さん、厳し〜。でも覚えるの頑張りますよ〜。』


 長友さんと会話するとふんわりしすぎていてなかなかしんどいな。毎回毎回仕草があざとくて可愛いと思ってしまう。


 既婚者の設定なんだからこんなのに翻弄されないようにしなきゃな。


『長友さん、今日の夜って時間ある?』


『え、児島さん。それホテルに誘ってます?』


『違うわ! ただ課のみんなと僕の結婚報告を兼ねたディナーをするんだよ。』


『なんだ〜。期待させないでくださいよ〜児島さん。』


 長友さんとの会話は刺激がありすぎる…


『させてない!』


『もう! まあ今日は大丈夫ですよ〜。てか児島さん結婚するですか?』


『まあ一応な。』


『お相手は誰なんですか? 社内恋愛ですか?』


『いや、違うよ。今日のニュース速報にも流れたけど、女優の美川彩さん。』


『ええええぇぇぇ!!!???』


『おい、声大きい!仕事中だぞ!』


『あ、ごめんなさい。でもびっくりしたんで。』


『まあ無理もないよ、てな訳で夜はよろしくな。』


 その後、課のみんなが驚きすぎて今日は仕事にならなかったので部長がお怒りになりました。俺から謝りました。でもこれ俺が悪いのかな?

 

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