第97話 姉の悪戯
ロック画面が知らない写真になっていた。
暗闇に苔むした鳥居。
奥から視線を感じ、鳥肌が立った。
また姉の悪戯だ。
私が弱気になると、酷く怖い目に遭わせて、まだ生きたいと思わせる。
「いつまでも子供なんだから」
スマホを持つ己の手に皺を見て少し笑った。
姉はまだ成仏しないようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます