第21話 空港

あ、きたきた。

見慣れたトランクに駆け寄ると、持ち手に見慣れない巾着袋がくくりつけられていた。

あれ?でも確かに私の荷物…

『オアア、キャハハ』

袋がむにむにと動いた。

…そう、私の荷物だ。

巾着袋を素早く上着のポケットへ。

ぐじゅりと服が濡れるのを感じながら、空港を後にした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る