第5章、今と未来

第1節、出会い

君は父の転勤が早まり、あの子とはあの後すぐに離れ離れになってしまった。

それでも君は「絆は離れたくらいでは切れない」と信じていた。

あの子の方も同じように、居なくなった君を信じていた。


2人が大学生になった夏、君は久しぶりに里帰りをする事にした。

君は懐かしい風景を見ながら、街を少し歩く事にした。

ふと気がつくと、あの神社のすぐ近くまで来ていた。

君は「少し寄って行こうかな」と思い階段を上がった。

登り切るとそこにお参りをしてる女性が立っているのが見えた。

君にはその女性が、すぐにあの子だとわかった。


2人は「久しぶり」と挨拶を交わすと、昔の思い出話に花を咲かせた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る