先代の作った借金による家族への弊害に抗うべく奔走していたが為、人生に疲れてしまった主人公が、ハーレムのような環境で一途な堂々イチャラブ両片思いとかいう謎の展開に陥っていて面白いです。背景に迫害があるのはなかなかに重いテーマになるかと思うのですが、全体的に軽快なお話なので、サクサク読み進められます。
すれ違ってるのに切なさがない。なんなら主人公は真正面から口説いている様相なのに両片思い。ヒーローの拗らせヘタレ具合がすごい。素敵。
サブタイトルの部分を読み飛ばしがちな性格の為、一話目と二話目で「私」の視点が違うことにしばらく気がつかず、混乱してました。一話目は、逃亡した叔母の視点、ですね。
このまま完走まで見守らせていただけると幸いです。今後楽しみに読ませていただきます。