第一章 迷宮の魔王
第1話
side 春宮紫苑
今日は高校の入学式である。ひとり早く教室につき、ひとりで他のクラスメイトが来るのを待っていると、後ろから声をかけられた
「やぁ紫苑」
どうやら声をかけてきたのは我がイケメン幼馴染の夏目祐介だった
「ああ祐介か、同じクラスだったか?」
「同じくクラスだよ。相変わらずだな紫苑は。自分しか確認していなかったのか?」
「ああモチロン」
「そんなに胸を張らなくても…」
とそんなくだらない会話をしていると他のクラスメイト達もぞろぞろと入ってきた。それから10分くらいすると中年のおじさん先生がきた
「はい、皆さん静かにしてください。これから入学式が始まりますので準備をして、廊下に並んでください」
とくたびれた声で言った
僕は祐介と一緒に廊下に並び、入学式が行われる体育館に向かっていった
入学式が終わり教室に戻ると恒例の自己紹介が始まった
どうやらおじさん先生は担任だったみたいだ
…正直、くたびれすぎだと思う。明らかにネクタイヨレヨレだし
スーツもシワが多すぎるし…
このクラスには見た限りではチャラチャラした感じの奴がいる
大丈夫かな…この先生
パワー負けしないだろうかとくだらないことを考えている自分をよそに自己紹介は始まった
自己紹介やその後にあった軽いレクリエーションが終わり、その後にあった連絡事項が伝えられて入学式は終わった
クラスメイト達を見回してみると全員がすぐに帰らずに駄弁っていた
――そのときだった教室の床全体にゲームに出てくるような魔法陣が現れて輝き出した
おいちょっと待て、眩しすぎるだろこれ!!目を開けることすらできない!
そして僕達は光に飲まれて消えていった
side ???
さあ紫苑
始めよう
何、君が願ったのだろう?
まぁ僕も願ったのだけれどね
それでも君が強く願うから機会
を設けてあげたんだよ?
全く感謝して欲しいよ
せいぜいボクを楽しませてくれよ
紫苑
ーーーーーーーーー
後書き)
読んでくださり
ありがとうございます
私は受験生で息抜きで書いておりますので更新は遅く
書きたいことを書いているだけ
ですが
これからもよろしくお願いします
8/5 改稿いたしました
8/13 改稿いたしました
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