第四話 月曜日の勉強会①

あれから一週間がたった。


桃山と勉強会の日程を調整するという名の建前でLINEを交換した俺はまず一手うつことにした。


それは月曜日に勉強会をするということだった。LINEでそれを提案した時も桃山は日程を変えられないかな?と聞いてきた。


理由は知っている。サッカー部の部休が月曜日だからだ。いつも彼女は月曜日遠藤と一緒に帰ることを日課にしていた。俺はLINEで月曜日以外厳しいと告げると頼んできた半面断りにくいのか、しぶしぶ了解という返答が来た。


別に俺は全然暇な帰宅部だ。ではなぜこんなことをしたのかというと、


それはもちろんサッカー部の部休とかぶせるためだ。理由は二人の時間を減らすためだ。


この二人になる時間を潰せたのは非常に大きい。二人になるといつ告白されるか分かったもんじゃない。


俺はまだまだスタートラインにもたっていない。これは時間稼ぎだ。俺が彼女と親しくなるための。


そういう事などを色々考えていると、勉強会の開催場所、図書館に桃山がやってきた。

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