第11話 勇者さいごのダンジョンでじゃあくなるものに!前半



ネクラゴンドウの洞窟、

大勇者おるでかの頃から

闇のモンスターが多いと言われる洞窟だ。



死のギズモ、呪いの赤子、引きこもりの石像、

巨人トロール、ダークデーモン など


これらのモンスターが良く出てくる。



数々の冒険者を圧倒的な攻撃力、


闇の力で葬ってきたことは有名だ。


クリア出来たのは大勇者おるでか達だけであった。




「で、先に進むの怖いんだけど、

どの武器を使えばいいの?」


「でんげきのけんの代わりに

ライトセイバーを使いましょう。

この剣は光の斬撃を飛ばせますし、

闇のモンスターに有効です。」


「どんぐらい強いの?」


「未来では近接戦闘で最新の武器ですね。」


「おお、すげぇ!さっそく装備するよ!」



勇者"ああああ"は未来人999から

ライトセイバーを受け取り、さっそく装備した!



攻撃力 130> 250 (闇属性2倍特攻)



すごく攻撃力やばい!


しかも軽い!何も持っていないかのような軽さ!



「わしからはこの装備を渡そう。

勇者おるでかとの冒険の時に手に入れた宝じゃ。」



勇者"ああああ"はペガサスの靴を受け取った!


装備すると、、、



すばやさ 20>120



「すげぇ!これならモンスターのすばやさに付いて行けるかも!

いや、むしろ先制攻撃出来そう!」



一気にパワーアップして、とても気分がいい!



そこで最近出番が少ない歌人せいやが


「さいごのダンジョンにふさわしい歌を歌いましょう!

いのちの歌です!」


深呼吸して、歌い出した!



「 いのち~! ラララ~ いのち~!


いのち いのち いのき いのち バンバンバンバンバン!


いのち~! ラララ~ いのち~!


いのち いのき いのち いのち バンバンバンバンバン!」



パーティー全体のHPが2倍に上がった!



「え、そんだけの歌?」


「はい。効果がすごいでしょう!

地味に伝説のレスラーの名前を入れた歌なんですよ!

いのきのいのちが入っています!」



勇者"ああああ"は歌の内容に納得がいかない様子だが、

効果はなかなかすごい。



「じゃあ、まものを倒しながら

進むか!」



勇者はパーティを率いて、進み出した!



すると、さっそく通路の横から

まものの群れが飛び出してきた!




死のギズモ2匹、呪いの赤子2匹、引きこもりの石像1匹



ペガサスの靴のおかげか、勇者"ああああ"は真っ先に飛び出し、、


ライトセイバーを一閃!



呪いの赤子A に 230のダメージ! 

呪いの赤子B に 232のダメージ!

引きこもりの石像 に 210のダメージ!


全部倒した!



闇属性特攻はすごい!


引きこもりの石像 も 闇属性なのか、、


洞窟のような暗いところに篭っていると闇が増えるんだな、、



そして、


まとめて倒して 良い気分になっているところで、、


死のギズモ2匹のこおりのふぶき!



パーティ全員が 60のダメージを受けた! 


「うわぁ!」


「きゃぁ!」


「うっ!」


「さむいわ・・」


「きつ・・」



いのちの歌が無ければ、瀕死で全滅寸前のところだ。



「寒いよ!痛いよ!こんちくしょー!」



勇者"ああああ"は 死のギズモの群れに向かって


ライトセイバー一閃!



死のギズモA に 240のダメージ!


死のギズモB に 240のダメージ!


ギズモ達を倒した!



呪いのお面


経験値600 1200ゴールド 手に入れた!




「はぁはぁ、寒いよ!痛いよ!

まりこ!早く回復して!」


「うん、わかった。中級ヒーリング!」


ヒーラーまりこは1人ずつ中級ヒーリングを

唱えた!


パーティ全員が回復した!


MPを3分の1ぐらい使った。



「うーん、ちょっと使いすぎかな。」


ぼそっとつぶやいたが、


仲間には聞こえていなかった。



レベルを上げないで来たので、


全体回復呪文を覚えるのに後10レベルほど足りない。



「おお、この呪いのお面があれば

紫水のお面から

最終アイテムに進化出来るのぉ。

楽しみじゃわい!」


大魔道師やんじゃは満足そうだ。



「じゃあ、回復したし進むか。」


パーティはまた進み出した。




・・・




そうして、モンスターを倒しながら1階をクリアし、


地下1階に進んだところで


ヒーラーまりこの心配が現実になるのであった











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