メアリーと迷いの森9

【卒業試練】

メイヴ様の最弱の眷属を倒せ!


【ダークシルフ】

闇属性のシルフ

風と闇の属性を合わせ持つ!


それを3体


フッドシルフは思った

コレは無理だ!単体で相手にして

どうにかなるかのレベル


言葉は通じそうだが頭は悪そうだ!

簡単な命令を与えるパシリの類か?


「オイ!出来損ない共!

三人でないと勝てないのか?」


「正々堂々一騎打ちをせよ!」


ダークシルフは挑発にのり

カンカンに怒って一人の代表を出してくる


リーダーか?

中指を立ててから指を下にさす

品のない礼儀知らず!


言葉を話す権限すら無いのかもしれない!


小型の風の黒い刃を飛ばしてくるが

私の結界でギリギリ防げるレベル

このまま防御していたらジリ貧になる!


私はフッド様により力を与えられた

知恵のあるシルフ!


使えるものはなんでも使う!

飛び回り攻撃を誘導して

軸車にとあるものを入れる!


流石にメイヴ様など盾にできるわけがない!


幾度も美しい白銀の獣にダークシルフの攻撃が当たり流石に銀さんも怒る!


精霊を視認して前足で叩き落として

更に踏みつける!

「なんの真似だ小僧!」


この機を逃すわけがない

極限まで研ぎ澄まされた魔法

小型のエクスカリバーで、真っ二つに両断

「勝てば官軍!」

偉い正々堂々とした勝負だ

卑怯にも程がある!


地形効果や他の生き物を利用するのは

私からすれば当然の行為


流石にダークシルフも怒り2人で同時に

攻撃を仕掛けてくる


一人残してよくて相打ち

フッド様が居れば力を多少なりとも

借り受けれたのだが!


むむ?!

SPが自然回復してステータスに

+補正がある??


連携崩せばいけるか?

一人吹き飛ばすが地面にでも叩きつければ

トドメを刺さなくても

タイマンの勝負になれば勝てなくもない!


勝ちを確信して肉薄したものを

小型のトルネードの魔法で吹き飛ばす!


そこで見通しが甘かった事に気付く

もう一人は完全に此方を仕留める態勢で

完了している!


オワッタ!

負けを確信したところで!


「いよぅ!兄弟!げんき〜」

ドリアード?!

いつのまにか伸びた植物の蔓が私の足に

絡みつき凄い力で引っ張られ

辛くも敵の攻撃を回避!


おバカなダークシルフは

邪魔をしたドリアードに攻撃を仕掛け

逆に蔦に絡まれ養分を吸われて消滅


吹き飛ばして復帰してきたもの一人には

死角を狙われる恐れがないので

相手の力の解放前に接近戦、

手に風の刃を纏わせて

身体や羽根を傷つけて撃退!


勝った!と思ったら目の前にメアリーの顔が

「?!」


「パチパチパチパチ」

この見せ物の終了にメアリーの拍手が起こる

視認出来るエルフたちも興味深いものが

見れて拍手


メイヴさまも100点ではないが

認めないわけにもいかない

だがいかんせん実力不足


クエストクリアの名目で強制的な

ランクアップ


「上位シルフからPrincess

プリンセス王族にクラスチェンジ」


小さな王冠と杖が追加される!


エルフからすれば森の神に当たる

ドリアードや上級シルフに遭遇して

メアリーは様付け!


大事なお客様へと待遇の変化


メアリーよよく聞け

私は用事で出かける!


此奴をお前の加護につけてやる

名前を与えるが良い!

これでもシルフを使役して使うぐらいの

力はある役に立つだろう!




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