タイムカプセル
あれから、いくつの朝を超え、昼を超え、夜を超えたのだろう。
触れる土はいつだってひんやりと冷たい。
けれど凍えることはなかった。
内に抱える空気はあの日のまま、ほんのりと温かい。
暗闇の中で繰り返し繰り返し夢をみる。
あの子たちの思い出と希望を抱きながら今日も眠るのだ。
待ってるよ。
覚えているよ。
あの日よりいくらか歳をとった君たちが、ここへ帰ってくるまで。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます