月明かりの下、公園で
ハロー
ハロー
きみはまだ覚えているかい
月明かりの下
ブランコを漕ぎながら
ふたりで歌った歌を
ハロー
ハロー
僕はもうあの歌を
思い出せなくなった
だけど
静かで柔らかな旋律だったこと
僕ときみの唇からこぼれ落ちるメロディーが
白くて暗い夜に溶けていく感触
空気をはさんで感じた
隣で揺れるきみの体温
そればかり覚えている
ハロー
ハロー
いま何をしているんだい
僕は今ひとり
ブランコに座って
きみと見た最後の満月を見上げているよ
ハロー
ハロー
僕はここにいるよ
ハロー
ハロー
会いにこいよ
(きみが死んでから一度目の秋)
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