アイと愛とi

望月 リズ

第1話 アイと出会い

僕は今、海の底のような、それでいてソラの上のような真っ暗な場所にいる。

自分が何者かも分からないまま。

ふと回りを見渡すと、菫色の髪の毛が印象的な少女が空気のように佇んでいた。

まるで最初からそうであったかのように。

少女は言う

「私はアイ、そしてここは貴方を探す場所よ」

そのアイと言う少女は可憐で、誰かに作られたような完璧な容姿だった。

そして僕はアイに、恋か愛かも分からない気持ちを抱いていた。

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