意識が飛んだ 明日まで飛んだ


 作業を沢山抱えることになり、帰ってからこの作品の更新もしなければ、と帰りの電車で意気込んで以降の記憶がない。

 気付けば明日の・・・行きの電車に乗っていた。来ているシャツが昨日のものと違うので、最低限の行動はしたのだろう。忘れ物もなさそうだ。

 最新話は作ってくれていなかったので、今こうして入力をしている。


 寝不足。

 頭がぼんやりしたり、イライラしたり、記憶がおぼろげになるのは分かっていた。しかし、時が飛ぶなんてデメリットがあろうとは。時を稼ぐために寝る間も惜しんでいるのに、これじゃあ、大穴の空いた財布に小銭を詰めているようなものだ。時は詰めた先から漏れだしていく……

 睡眠というのはもしかすると、時間の流れを正常にする効果もあるのだろうか。表現は難しいが、一秒を一秒分のエネルギーとして抜き取ってくれるというか。寝不足だと十秒ないと一秒分のエネルギーが捻出出来なくなるというか。

 そうなると、時間だけ沢山あっても実はたいした価値などないかもしれない。時間ではなく、意識の総量こそが価値に繋がるのかもしれない。

 時間があるだけ働く(働かせる)というのは、意識 × 時間が増す分にはいいのだろうが、同じか、それ未満であれば逆効果ということになる。

 無論、求められる意識(判断力、理解力など頭を使う機会)が少ないルーチンワークとかなら、時間があるだけ作業量は少ないのだろうが、いたずらに時間だけ増やしてもやる気が削がれるばかりだろう。それに、作業時間に逼迫されて寝不足にもなる。意識は低くなり、効率が下がって、ミスも多くなる。


 教訓、教訓。

 ごり押しは計画的に。

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