エジソンの重い一言


 発明王と名高き、トーマス・アルバ・エジソン。

 あまりにも優れた彼の発明の実績は、彼に大きな名声と共に、大きな力も与えることにもなった。

 その証左として、一つの有名なエピソードを紹介したいと思う。


 一八七八年。エジソンは電球を発明し、実用化させたいと公言した。

 この時、エジソンは三十一歳。しかし、すでにいくつもの発明で名声を得ていた。

 エジソンが公言した翌日。ニューヨークとロンドンのガス灯の会社が、大暴落してしまった。それはもう、悲惨なほどの暴落ぶりだったそうだ。

 このように、影響力をもった人物の一言というものは、とてつもなく重い一言になったりすることはままあることだ。

 それは特に、SNSツールの発展した今だからこそ、影響力をもった人たちの一言というものは、この時のエジソン以上の重みのある一言になってしまうかもしれない。気をつけたいものだ。

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