とある偉人の略歴書2


 勉強嫌いで、高校中退。

 軍隊に志願するも、すぐに戦争が終わってしまい、なんにもしてないのに少尉に昇進して除隊になる。

 地方の町の郵便局長に抜擢されるのだが、読書とおしゃべりばかりして、二セントの切手を売るのすらおっくうがる程の浮世ぶり。当然のことながら、郵便局長をクビになる。


 そんな彼だが、文学への傾倒ぶりと、その才能だけはすごかった。

 なぜなら、彼は一九四九年にノーベル文学賞を受賞することになったからだ。

 彼の名は、ウィリアム・フォークナー。歴史に残る、偉大なるめんどくさがり屋の小説家だ。

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