人物紹介【姉御:アイナ】

【姉御:アイナ】



生身なまみの人間と同等どうとうわけないだろう」


「それじゃあ生き残れないぜ」


「どうしてもこいつが必要ひつようだった。

 そしてこの世は弱肉強食じゃくにくきょうしょく


「そろそろまなんだらどうだカラス」


「何が姉貴あねきだ!

 これが私だよ。

 お前いいかげん幻想げんそうみんな。

 うっとうしい」


「そう言えばあの生首なまくびのディナー

 気に入ってくれたか」


「あんたに私より大事なものが出来たように、

 わたしにも大事だいじなものが出来できた」


「とっくにお前は私よりこいつをえらんでんだ」


「いやすまん。

 想像そうぞう以上の変態へんたいを目にした時人間は、

 言葉を無くすんだな」


「人の話を鵜呑うのみにするほど、

 落ちぶれてもいないぞ 」


「お前がうそをつかないと仮定かていしても、

 その主観しゅかんを信じる論拠ろんきょはない」


「お前が私と話をするには100年早い」


「私とこいつは命をかけたゲームをした。

 それはSEXより濃厚のうこうな時間を、

 共有きょうゆうしたと言う事だ」


「生死をかけた者同士は心で会話し、

 たましいかたり合う」


「だからこの世で生きられるよう、

 カラスとつけた」


「お前はハト黒塗くろぬりした偽物にせものなんだよ」


「俺はお前の能力に釣り合う。

 不公平じゃないか」


価値観かちかん相違そういだな」


「わざとだ!」


「ほう、お前の所有物しょゆうぶつなのかこいつは?」


「やめだやめだ、馬鹿馬鹿バカバカしい。

 先をいそぐぞ」


謙遜けんそんするな。

 俺の見込み以上の男だった」


「すまないソーヤ。

 お前を信じきれなかった」


「はっはっは、

 私以上にイカれたやつは初めて見たよ」


「そうか私の事をおぼえてないのか。

 まぁいい約束だ」


「やっとその名で呼んでくれたな」


卑怯者ひきょうもの

 どんな気持ちで・・ 」


「あんたは知らないだろうが、

 私はあんたに借りがある」


「だがこれも部下を掌握しょうあく出来なかった、

 私の責任せきにんだろう」


「だが今のあんたには、

 この気持ちはつたわらない」


「どうして私を置き去りにした」


「私がそんなものをのぞんでいたと思ったのか」


「私を助けに来るなソーヤ」


「お前はあのころわらないんだな」


調教ちょうきょうされるのはいやか?」


「私は多分たぶん正確せいかくには、

 あんたの言ってる事を理解していない」


「私はずっと待っているぞ」


 

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