第129話 バスが遅れたせいで車内がギュウギュウになる夢

バス乗り場で8時40分のバスを待っている。


バス停と地面に引かれた白線があるだけで、周りに建物も何も無い。


スペースが広すぎて、どこに立っていれば良いのか迷う。


そのうちにバスが来るが、なぜかバス停を素通りし、道の先でUターンして戻って行ってしまう。


そのバスの代わりに、別のバスが遅れてやって来るが、どこか霊柩車を思わせる、やけに豪華なデザイン。


全体的に黒いツヤツヤの塗装で、窓と窓の間には彫刻のような装飾がついている。


バスの遅れた数分の間に、待っている人が増え、バスに乗り切れないくらいになってしまう。


バスに乗ろうとしているのは学生(高校生?)ばかりで、どうやら学校へ向かうバスという設定らしい。


自分も学校へ行こうとしているので、学生という設定なのかと思いきや、普通に大人の姿をしている。


しかも他の学生たちより頭1つ分以上背が高い。


(現実の自分は平均より低いくらいで、高校生よりそんなに背が高いことなどない。)


自分は行列の先頭で待っていたが、最初、間違えて違うドアから入ろうとして、運転手に「そこは運転手専用ドアですよ」というようなことを言われてしまう。


次に乗客用のドアから入ろうとするが、既に学生たちが大量に押し寄せている。


自分の前に女子学生が2人くらいいたので「子どもを押しのけて自分が先に入るのはな…」と思い、先に乗らせる。


だが、あまり遠慮して譲り過ぎると自分が乗れずに遅刻してしまうので、何人か見送ったところで自分も乗り込もうとする。


車内や通路がやけに狭く、椅子がギチギチに詰まっていて、見るからに窮屈そう。


入りづらい車内に何とか乗ろうとしているうち、なぜか「忍者が天井に手足を突っ張って張り付いている」感じの体勢になってしまう。


不安定だがスペースは広く、夢の中なので身体がキツいわけでもない。


なので「このままで行こうかな」と思う。

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