第100話 実の両親が2組いる夢

祖父母が2組いるように、実の父母も2組いる世界。


小学生時代に住んでいた家のあたりに、もう1組の両親の家がある。


そちらの家には、(以前は住んでいたこともあるが)最近はほとんど帰っていなかったらしい。


もう1人の父はやけにコワモテ。


もう1つの実家には、もう1人の母と、弟が1人、年の離れた妹が2人いる。


妹は髪型が「おかっぱ」。


2Fに自分の部屋があるというので、行ってみる。


のれんのような入口をくぐっていくと、中はやけに広く、旅館の1室のような雰囲気の和室。


真ん中には立派なちゃぶ台がある。


部屋は自分が出て行った時のままになっているらしく、やや散らかっているが、部屋自体が広いので、それほど汚くもない。


家を出る際「この家にも週の半分くらい帰って来られないか」と聞かれる。


自分はこの家で可愛がられているのだな、と感じる。


帰りは、こちらの家の父が送ってくれることになり、弟と一緒に助手席に乗り込む(2人で1人分の席にムリヤリ座る)。


車が走り出すが、何だか危なっかしい感じがして、恐怖を覚える。


「事故らないと良いな」と思う。


窓の外には見知らぬ景色が流れていく。

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