第65話 火事から逃げていたはずなのに、本屋で立ち読みし始める夢

国道のガソリンスタンドの隣にある民家が火事になる夢。

 

(そのガソリンスタンドは実在するものだが、隣の民家は実際の家とは少し違っている。)

 

民家の屋根が緑色の瓦屋根で、その屋根の辺りに炎が見えている。

 

周囲に「火事だ」と叫んで知らせながら、国道沿いに東京方面へ走って逃げる。

 

途中で「この辺りまで逃げればいいかな?いや、ガソリンスタンドの隣だから危ない。もっと遠くまで逃げよう」と思う。

 

しばらく行くと、ブックオフと別の中古書店と、東京のデパートの中にある本屋のような綺麗な本屋が並んでいる。

 

(たぶん、デパートの中の本屋風の綺麗な本屋の中に入って)立ち読みを始める。

 

子ども向けの文庫本コーナーで、シリーズものの途中の巻を手に取る。

 

女烏天狗の物語で、ドラマ化もされるほど人気の作品らしい(あくまで夢の中の架空の作品)。

 

以下は、その本の内容。

 

女烏天狗が双子の子どもを連れて里へ来ると、村人たちは「また烏天狗が子どもを攫いに来た」と大騒ぎ。

 

地面に墓穴ほどの穴を掘り、そこに子どもたちを隠れさせる。

 

だが、隠れることを拒んだひとりの女児が、竹か木を削って小刀を作り、それを携えて女烏天狗の元へ忍んでいく(その小刀で女烏天狗を倒すつもりらしい)。

 

しかし、そこで目にしたものは、女烏天狗の仮面の下の素顔(女烏天狗は仮面をかぶっているらしい)。

 

そして、双子の子どもたちの流す涙。

 

女烏天狗は、双子の子どもたちに、必死にごはんを与えようとしていた。

 

夢はそこで終わるが、なんとなく彼女たちが悲劇的な運命をたどりそうな雰囲気が漂っていた。

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