2章6話 GMと優良プレイヤーその2

スメラギはことを【甘く考えていた!】

どうせ 望みはレアアイテムや経験値やお金

強いスキルか何かだろう

【ゲームバランスを壊さない程度】なら

どうにでもなる!


葵ちゃんは釣りをしながら悩んで唸っている


「むー」


しばし待った後、出した答えが・・・


【フレンド友達になってください!】


何でそうなる?!

そうきたか!困ったな!

時間的な拘束も受ける

さらに予防策も必要!


「GMとしてではなくていちプレイヤーとして」


「友達という事で何度も望みを言わない!こと」


「〇〇のアイテム取ってこいとか

パシってこい!と言うのも却下」


これだけ言えばメリットが無くなり諦めてくれれば良いのだが!


「全然構いませんよ〜」


全く打算や利害、気にした素振りもない!


そして

テスト用のフツーのキャラを連れてくる

チートはない!


「フレンド登録よろしくお願いします!」


ペコリ(๑╹ω╹๑ )


「よろよろ」投げやり


葵ちゃんは本で読んだ

覚えた単語を使いたくて

しょうがなかったようだ!



【フレンドの誓いをしましょう!】


「我ら、生まれし日、時は違えども兄弟の


契りを結びしからは、心を同じくして助け


合い、困窮する者たちを救わん。上は国家


に報い、下は民を安んずることを誓う。


同年、同月、同日に生まれることを得ずとも


同年、同月、同日に死せん事を願わん」


三国志?!


スメラギは即答!


「無理!絶対無理!」


「エー」


「じゃあ鍵は返さないで!」


スメラギも葵ちゃんの真似


「えー」


「わかった!一ミリぐらいは善処する」

鍵返してもらったら【バックレよう!】


「記念に【フレンドの誓い】

『スクショで保存』しました!」


【?!】

全く悪気がない!


オイ!【脅迫かよ!】もしもの時は

【GMとの不正】晒す気か?!


更なる予防線

「狩りに6時間付き合えとか言うのは無しで」


「30分から1時間 気分次第で

延長や短縮ありでこちら仕事があるんで」


記念に私の料理スキルでご馳走しましょう!

あっという間に【プラチナ魚】が捌かれる


「・・・?!」


スメラギは【声にならない悲鳴】をあげるが

ま、まあ他人のことだし・・


「ど、どうぞ!」


「アリガトウゴザイマス カタカタ」


「困りましたねアイテム渡せませんね!」


定額課金1000円でトレード解放予定

だったので

まぁいいかと限定解除!


葵ちゃんとまさしく味のしない

プラチナ魚の食事のあと


「友達としての忠告だ!」


「悪い事は言わない」


「今夜は『釣りをしてる事』忙しいのでじゃあまた今度」


スメラギはログアウト!

俺も【甘くなった】なぁ

これでは『便宜を図ってる』ようではないか!


「プラチナ魚のお刺身」


『効果追加!』

効果:

ドロップ率アップ

経験値アップ

幸運アップ 効果【絶大】


【効果時間1時間】



『仕様変更』

更に魚に【経験値追加】

魚の種類に応じる

レベル上げが釣りでも可能に


プラチナ魚【経験値5億】

多分釣れる人出てこんやろ

【ドロップ率0.001%】に変更

別枠に釣り人レベル追加


スキル・・・・

魚とアイテムの交換所追加


アイテムは・・・



あとがき

スメラギが感化されて善人になるのか

それとも葵ちゃんを利用して

上手くプレイヤーを操る

我が道を行くのか!


先は考えてません!

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