友達以下宣言
あの頃の記憶が蘇る。
「実は友達だと思ってなかったんだよね。」
僕の胸を一線突き抜ける
一昨年の僕たちは実は友達でもなかったらしい。
僕がいい関係を築いたとしても、そう感じたとしても
実際にそうだとは限らないんだね。
とても簡潔に語られた一言は刃物のように
心を正確に抉り取り、これまでの失敗を彷彿とさせる。
僕の勘違いは今に始まったことではないらしい
昔、君のことをよく理解できていなかったように
今、君のことを理解できるような気がしないよ。
クラムボンの「波寄せて」が脳波をかき乱す。
ちょっとした動乱であることを祈るばかりだ。
親愛なる友人へ Finnland000 @finn611
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