ある社会学者が「フェチ系」「ダイヴ系」ということを盛んに言ってますが、本作を読んでて思ったのは、異世界ってもともと転移でも転生でもない「ダイヴ」するものだったのでは?……と言うことです(転移も転生も好き……あまり関係ない話からはじめてスミマセン……)。
「ダイヴ」するってことは痛みを感じること。
スワンプマンに着想を得た本作は主人公がなんども「死に戻り」ならぬ「よみがえり?」系ファンタジー。死ぬのは痛い! そこでよみがえった主人公と死んだ主人公は別なのか? 記憶は同じ? セーブ地点がある? 離れ離れになった友達は何してる?
まじめな部分を支えるフェチ的な部分もちゃんと面白い。
助けてくれたと思っていたエルフの女性がなんども主人公を殺したあとだったり……エルフの姉妹……鬼族の幼女……
あと、ロールプレイングゲーム的な面白さが印象に残ります。