作者を好きになる問題

 ランキングを久々に見ると、☆が四桁いっている異世界ものが沢山並んでいた。

 現代ハーレムチートにように私は思えます。

 ……なるほどそうか! 私はその人達にとって街中でヒロインに絡んでくるモヒカンなのだと確信しました。この世界の主人公に見つかってボコボコにされるのだと。


 すみません、ネガティブになりました。

 ポジティブに考えろ! そうだ! 私はモヒカン、善良なモヒカンなのだ! 彼女出来ないけど勇気を振り絞って知らない女の子に声を掛けた所チート主人公に見つかり強さの証明の為にボコボコになった哀れなモヒカン。

 悔しさ、不条理さ、顔のブサイクさ、ダミ声で威圧的な風貌、全てを否定されたモヒカンだが、一人の病弱な美少女と出会い仲良くなって幸せに暮らしましたとさ。

~ 完 ~




 今回ちゃんと的を絞り、どういう作品が読みたいか吟味して高領域帯の作品を読みあさり、更にに作者の経緯も辿って行きました。

 何というか、私と同じ文章力(神の領域)なのにここまでの格差が出るのか?


 経緯を辿るとやはりかなりの苦労をされている方が多く、その苦労を知ったファンの人達がいる感じでした。

 具体的には読者の需要にあわせてしっかり勉強しながら書いていたのに、☆が増えるに連れて抽象するコメントが増えていき辛くなっていきモチベーションが維持出来なくなってきているとのことでした。

 この心の叫びを見て、苦労したからこその数字なんだなと納得しました。


 今まで☆が神レベルで多い人のことを深堀してなかったのは、自分の人間としての小ささからだったのかもしれませんね。

 神になったとしても皆生きた人間であり、戦ったからこそ強者になったんだなと改めて思います。

 評価されないと嘆く私は愚かなのかもしれない。

 寧ろ評価されないからこその喜びもあるのではないか?

 上位ランカーの人の気持ちはわからない。

 それどころか、他の人達の気持ちだって解るか自信はない。

 でも、これでわかったこと間違いなく大きい。私は思っていた以上に他人への関心がない。

 今、私の感情はそれだった。

 どうしようもなく当然なことだったけど、無自覚にそうだった自分を見つけられたのだ。

 そんな自分と今ようやく向き会えた。

 


 読む気力が出なかったら作者から入るのもやっぱり良いかもしれません。

 応援したい作者かどうかで、読むモチベーションが全然違いますからね。

 私は今回それを実感しました。

 180考えを変えると、やっぱり別の世界が見えて来ますね!

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