第30話

祝日。


噂が流れた。


魔法少女の噂がとてもたくさん。


前からあったこの噂は。


次第に疑心暗鬼に持っていかれる。


果たし状を受け取ったすみれちゃん。


すみれ。

「なにこれ。」

「あの娘なにを考えて・・・?」

「でも変ね。」

「話がうますぎる。」

「とりあいず行くしかない。」


横浜の埠頭。


コンテナ群の廃棄エリア。


無人地帯。


苺花。

「指定された場所はここかな。」


すみれ。

「ちょっと。」

「どういうことなのこれ?」


苺花。

「えー?」

「そんなの知らないよ。」


すみれ。

「確かめてみる。」


すみれちゃんが威嚇射撃。


苺花ちゃんひらりと避けていく。


回避能力が凄まじい。


他の魔法少女も現れて乱戦に加わってくる。


すみれ。

「え!?これはさすがに面妖な。」


日葵。

「わたしがカバーするから。」

「下がって。」


すみれ。

「ごめん。」


あかね。

「なになんなんのこれ?」


すみれ。

「わからない。」


小雪。

「ちょっと何やっているの!?」


小毬。

「やめなよ!」


小雪ちゃんと小毬ちゃんに向かって威嚇射撃。


すみれ。

「なんなのかは知らないけれど。」

「いったん退かせてもらう。」

「みんなにも連絡して。」

「みんなで沈黙を保ち続けて。」


日葵。

「分かった。」

「まず逃げよう。」


乱戦になりつつ。


逃走。


逃げた先に瑠璃ちゃん。


瑠璃。

「あら?」

「何かありましたね?」


すみれ。

「気を付けて。」

「この先に進んではいけない。」


瑠璃。

「そのようですね・・・・。」


パィスベル。

「ちょっと!なにやってんのさ!」


すみれ。

「こちらが聞きたいくらいですよ。」


全員沈黙。


しばらくして。


そのうち犯人が特定できて。


逮捕に至りました。


犯人は魔法使いの司令部から出たので。


要は裏切り者の仕業です。


これによって。


取り締まりが厳しくなったので。


違反者がいないか捜索が行われています。


派閥争いの仕組みを巧みに突いた姦計でしたが。


知能犯は自分の知性を過信していたようで。


同士討ちも自然に治まりました。

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