どんなキミでも愛してる

@rainbow-baby

どんなキミでも愛してるーepisode①ー

第1話 俺は男だ!!

———————————————あれは、小学生の頃だった。


【叶の小学生時代回想】


男子生徒1「お前顔が女みてぇだ〜。オトコオンナだなぁ。」

叶「違う!俺は男だ!女じゃねぇ!!!黙れ!!!!」

男性生徒2「嘘だね!お前はオトコオンナだ〜オトコオンナ〜オトコオンナ〜」

叶「……違う。俺は男だ!!男なんだ〜!!!!!」


叶『俺は、この女みたいな顔のせいで、小学生、中学生くらいまでいじめられていた。高校に入ったら、男に告られまくった。本当…自分の顔が嫌いだ。男も嫌いだ。俺はちゃんとした男だ。女が大好きな健全な男なんだ!』


【現在】


青葉「…俺さ、キミのことが好きみたいなんだ。付き合って。」

あの時の記憶が蘇る。

叶「キモイ…無理!絶対無理だから!!」

叶『突然、男に告られました……本気で無理!』

 『ソイツは、いつも行っている行きつけのカフェで働いていて、知人と呼べるくらいの間柄。そんな俺に「好き」とか告ってくるなんて異常だ。それ以前に…男に告るなんていかれてるとしか言えない。…ってか、名前さえも知らねぇよ。』


青葉「俺の名前まだ言ってなかったよね?俺の名前は、久米月青葉くめづきあおばだよ。よろしく。キミ名前は?」

叶「…あんた、バカなんですか?教えるわけないでしょ。」

 『あんな言い方されてよく名前聞くことができたな。こいつバカか。』


《常に笑顔の青葉》



叶『笑ってるよ。…キモっ』



叶の友達1「あいつさ、どっかで見たことあるんだよな〜。どこだっけな。」

叶「………………興味なーい。」

叶の友達1「あ!!あいつ読者モデルだよ!俺が読んでる雑誌でよく見かける奴だ。」

叶「読者モデル?なんだそれ?」

叶の友達1「お前ホント、ファッションとかヘアスタイルとか興味ないよな。それでも女にモテるから不公平だ!」

叶「…………で?」

叶の友達1「あー、読者モデルは、プロのモデルではないけど、雑誌の中のスナップ写真とかヘアスタイル写真とかに登場してる奴のこと。ネットで検索すると出てくると思うんだけどー…」【携帯で青葉のことを探す】


叶の友達1「ほら!出たきた。見てみろよ!」

叶「これがアイツ?…人気あんだな。」【友達に携帯を返す叶】

『ほーとは思ったけど、本当、どうでもいい。』

叶の友達1「マジで興味ないのな。」

叶「それより時間じゃね?今日の飲み会。どこだっけ?」

叶の友達1「おっと。そだそだ。もうそろそろ出る時間だな。今日は、3対3の合コンだ。俺らと同い年くらいの女のコたちが来るらしいぞ。」

叶「マジ!気合い入れていかねぇとな!」

『久々の合コンだ。俺はので、合コンをやれば1人はお持ち帰りができる。楽しみだ〜』


俺たちがカフェを出る時に、俺に向けて笑顔を振りまくを無視して、いざ合コンへと向かった。

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