第47話 『何でこんなに縛られたままで眠れるのよ~~!!』
<クリス>
レイラとミアの事で話し合っていた私達
話し合った結果
『ミアを野放しにしていたら何が起こるか解らない!!』
レイラと私の同意見!!
だって!!
こんな変態をどうしろって言うのよ!!
こんな性癖が皆にバレたら大変な事になっちゃう!!
ミアをこんな変態に開花させた責任が私とレイラにあるから
兎に角、私とレイラでなんとか更生させてみようって事になった。
ミアは父親アイザック・ラミレスの勤めている商社ティニーの日本支社開設に伴って、支社長として日本に赴任して来た父親アイザック・ラミレスと一緒に日本にやって来た。
ミアの母親ジュリー・ラミレスが交通事故で亡くなってから、父親アイザックが後妻のヒルダを娶った事でミアと父親アイザックとの間に確執が生まれ次第に父親とも話さなくなっていったミア
その後直ぐに父親アイザックと後妻のヒルダとの間にカーティスが生まれ、その2年後にコリーが生まれた事により父親アイザックの愛情は長男のカーティスと次男のコリーに注がれるようになってミアは家族の間で次第に孤立していったらしい。
父親アイザックの日本支社転勤が決まった時、最初父親アイザックだけが単身赴任するって方向で話が進んでいたけれど、ミアは仲の悪い後妻ヒルダ達と一緒にアメリカに残るのを嫌がり父親アイザックに付いて日本に来た
そりゃ~ね~
母親が無くなって直ぐに父親が他の女を連れて来るってめちゃめちゃ嫌よね~
何か・・
死ぬのを待ってて結婚したって思われても仕方ないわよね!!
もしかしたら!!
『計画的殺人?って事も考えられるんじゃない?』
父親が不倫の結果、邪魔になったミアの母親を殺す為に交通事故を起こした男を雇っていた?
うわぁ~~めちゃめちゃ怖い~~!!
レイラと話し合って朝起きたらミアに
『私達と一緒に住まない?』
って聞いてみようって事になった。
ミアに
『奴隷として私達に買われない?』
って聞いたら
今のミアなんら一発で
『私達の奴隷になりたい』
って言うだろうな・・・
だから!!
それは絶対にぜ~~~~ったいに言っちゃダメ!!
あの子の性癖を余計に刺激して、もっと過激になっちゃうかもしれないから!!
そんな話を夜遅くまでレイラとしていた私は・・
何時の間にか眠ってしまっていた・・・
・・・
・・・
私達は疲れていたんだろう・・
「大変!大変!!寝すぎちゃった~~クリス~クリス早く起きて~!!」
レイラの呼び起こす声にビックリして目を開けると、窓から差し込む眩しい朝日に一瞬目が眩む
「え・・めちゃめちゃ明るい!!今何時?」
「今朝の6時だよ!!早く起きて!!」
って焦っているレイラ
「まだ6時ジャン。もう少しゆっくりでも良いんじゃない?」
って時計を見ながら私が言うと
「何言ってるのよクリス、横で眠っているミアを見てみてよ!!どうすんのよコレ~」
ってミアを指さしているレイラ
どうすんのよ?
何が?
そんな気持ちでミアの眠っている姿を見て!!
「うわ~~忘れてた~~大変~~早く解いて準備しなきゃ~!!」
って思わず叫んでしまった私!!
だって!!
全裸のまま後ろ手に縛ったままのミアが私の横に居たんだもの!!
ミアの事をどうしようってレイラと2人で話し合っている内に眠っちゃってたんだもの!!
『早くミアを縛っている縄を解いて学校に行く準備しなきゃ!!』
何でこんなに縛られたままで眠れるのよ~~!!
私は心の中でそう叫んだのだった
つづく・・・・
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