第39話 『私をレイラの奴隷にして下さい』
<レイラ>
男のパンツ見てどうして興奮出来るんだ?
って言いたいぜ!!
俺だったら男のパンツ見て発情なんて絶対にしないって言いきれる!!
でも、俺の姿って女の子だから、俺を女の子として見れば発情してもおかしくは無いのか?
男同士でも『BL』って有るもんな・・
俺はやっぱり女の子が良いぞ!!
皆と品川駅で別れリバーサイドタワーへと帰って来た俺
20階の俺の部屋の前まで帰ると・・
中から声が聞こえて来る
あ~そう言えばクリスの友達がお願いしたい事が有るって電話してきてたんだ!!
じゃ~クリス、その共立ちを連れて帰ってきてるんだ・・
私名指しでお願いって言ってきたんだから、あの動画とか見て私を頼って来たのかな?
何か誰かに脅されてるとか?
ストーカーに付きまとわれちゃってるとかかな・・・
それとも
クリスみたいに親に邪険にされて困ってるとか?
う~ん
今私が悩んでみても、答えは解らないっか!!
『とにかく、その私にお願いしたいっていう事を聞いてみましょうか』
そう思いドアの外で一応
「クリス~今帰ったよ~」
って声を掛けてからICカードを通してドアを開けると・・
「レイラ~お帰り~」
「オカエリナサイ」
2人が同時に挨拶をしてくれてビックリ!!
それも
『金髪美人キター!!』
まさかクリスが金髪美人さんを連れて来るとは思っても見なかったよ!!
誠心学園は帰国子女が多く居るって聞いてはいたけれど本当に外国の女の子連れて来たんだ・・・
ボブカットの金髪美人さん!!
私からするとボブカットよりもクリスのような金髪ストレートのほうが似合う!!
この子もクリスのように化けるかも!!
この子も私好みにコーデしてみたい!!
此れって
『職業病?』
一応自己紹介・・しなきゃだよね
「初めまして、ファッションモデルをしているレイラです」
って自己紹介すると
「えええええええええええええええええええええええ~~」
って大絶叫する女の子
「なに?何なの?何驚いちゃってるの?」
「ダッテ!!モデルノレイラサンガ・コウコウセイダトハ・キイテイナカッタ・カラ・ビックリ・デスデス」
「クリスこの子に私がクリスと同じ高校1年だって言って無かったの?」
「ええええええええええええええええええええええええ~~」
「何?今度は何驚いてるの?」
「ダッテレイラサンガワタシト・オナジ・・コウコウイチネンナンテシンジラレマセン」
「私の制服姿みたら解るでしょ?」
って俺も思わず聞いちゃったよ
だって青山高校の女子の制服で帰って来たんだから!!
「レイラサンノ・イモウト・カト・オモッテ・マシタデス」
「あ~私が高校生の制服着て帰って来たから、モデルのレイラじゃ無いって思ったと?」
「ハイデス・ア・オドロイテイテ・ジコショウカイ・マダデシタデス・ワタシハ・アメリカカラキタ『ミア・ラミレス』デス」
そうだったんだ!!
それなら納得!!
驚き序にちょっと揶揄っちゃおうかな!!
そうなんだ~私可愛い女の子が好きなの。クリスも一昨日クリスのお父さんから2000万で買ったの。『ミア』も私に買われない?して欲しい事いっぱ~~~いしてあげるよ~?」
クリスを2000万でクリスのお父さんから買ったのは本当だけど・・・
「クリスサン・2000マンでレイラサンニ・カワレタッテ・ホントウデスカ?」
「人には言えないけど・・・本当だよ。お父さんに2000万で売られたの」
クリスがそう言った瞬間ミアは
「ええええええええええ~ホントウデスカ~?
ジャ~
『ワタシヲ・レイラサンノ・ドレイニ・シテ・クダサイ!!』」
何?
今!!
『奴隷にして・・』
って聞こえた気がしたんだけど!!
私はもう一度
「良く聞こえなかったんだけど『ミアが私の奴隷になりたいって事?』」
って思わず聞き返した!!
「ハイデス・レイラサンノ・ドレイ・ニナリタイデス」
「「えええええええええええええええええええええええええええええええええええ~~」」
俺とクリスの絶叫がマンションの俺の部屋に同時に響いたのだった。
つづく・・・・
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