第5話

「おーい、おまえら席につけー」

「あ、やべもう長野先生きたじゃん」

俺らの担任は長野恵という生徒に人気のある女の先生だ。

「早く席に戻れよ葵…」

「ん、ああそうだな」

今日の授業も残すところあとホームルームだけになった

(はやくおわんないかなぁ…)

「今日は文化祭についての話し合いだ!」

「「「おおおお!!!」」」

クラスの陽キャどもが騒いでやがる

はぁ…文化祭か…めんどくさいな…

「じゃあこのクラスではなにをやるかは…そうだな自分たちで決めろ!」

この先生が人気の理由は綺麗なのに男勝りなところのギャップだとかなんだとか。

「じゃあ委員長後は頼む!先生は用事があってな!」

「はぁ…いつもですしいいですけど…」

‥‥……………………………………………‥‥……………………………………………

「じゃあまずは何をしたい?」

「メイド喫茶!」「お化け屋敷!」 「メイド喫茶」「執事喫茶!」「メイド喫茶!」「和風カフェ!」

いやメイド喫茶多くないか!? いや、いいけどさ!?

「ちょっと男子!」

お、河口がたった。

「メイド喫茶なんて私たち絶対やらないかなね!?男子こそ執事喫茶やりなさいよ!」

「えぇ…なんでだよ!」

お、変態の江口が反論しだした。

「当たり前でしょ!?みんなも嫌だよね!?」

「う、うん…」

あーあ女子のみんなも気圧されてるよ…

「はい、タイム!」

そこで委員長がとめにはいった 

「じゃあ男子はメイド喫茶、女子は執事喫茶がいいんだね?」

「う、うん」

「お、おう」

「じゃあ…ジャンケンして!」

「「え?」」

「ジャンケンだよジャンケン、一発勝負だからね!」

‥‥……………………………………………‥‥…………………………

結果を言おう…男子は敗北した…

いやジャンケンには勝ったのだ…まさか河口が泣きそうになるとは…

流石の江口でも勝ちを譲ってしまったのだ

嘘泣きと知らずに…

江口が男子から恨まれたのは言うまでもないだろう…哀れ江口よ…

「じゃあ執事喫茶に決定ね!じゃあ今日のホームルームはここまで!起立、気をつけ、礼!」

こうして波乱のホームルームは終わったのだった

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