第1話

 あぁ〜今日もいい天気だな〜とか思ってみる。


 いつも自分は思う、俺ってなんでこんなに暇なんだろ。


 周りは、友達とかと話していて楽しそうなのに。


 正直友達は人並みにいる方だと思う。


では何故友達と話したりしないのか?自分でも原因は分かっている、それは自分から友達との話を断ち切ってしまうから。


例えば相手から話をかけてくれたとする、けれど俺は、一言「うん」「たしかに」など相槌を返すだけで精一杯だ。


じゃあ何故友達が出来たのか。


 その理由は、中学生時代からの友達達、須賀雅にある。


 雅は、昔からしつこい奴で俺が話を終わらせてしまっても、ずっと話しかけてくれた。


 まぁ、そんなおかげで雅とだけは、結構話せるようになった。


 そして雅といる内にだんだんと友達?なるものが増えたということだ。


 そんな雅はクラスで、いや、学年で人気な存在だ。


 一言で言うならかなりの陽キャだろう。


 そして俺はみんなから隠キャと思われているらしい。


 自分ではそう思わないけどな。いや、認めたくないだけかも?…


 とか、考えていると「おい!しろ〜!飲みもん買いに行こーぜ!」と後ろから声が聞こえてくる。雅だ。


俺もちょうど喉が乾いていたので「おけ〜」と軽く返事をする、そして食堂の自動販売機に行った。


しかしそこには先客がいた。一言で言う、美少女だ。


こんな美人な子同じ学年にいなかったよな、と思いそのことから違う学年だと推測する。


そしたら雅が話しかけてきた、「そういえば目の前にいるあの可愛い女の子、一つ下の川宮瞳っていって入学した時から美人って噂になってた子だぜ」


と言ってきたので、俺も言葉を返す。


「確かに可愛いな、噂になるのもわかる気がする」


それが俺と川宮瞳の出会いだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

陰キャと呼ばれた俺は、妹と仲良くなることを決意しました。 しもん @Kyogo666

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ