第164話 最近だらしねえな
混浴の露天に移動したのだが...
『あ!おにいちゃん!』
何故君たちは先回りしているのかな?
そこには女性陣フルメンバーが勢ぞろいしていた。
『そんなの心配になってこっちからもカリンに様子をうかがわせてたに決まってるじゃない!
もしラビが見つかったりしたら対応しないとマズいでしょ?』
そう答える義姉妹にぐうの音も出ない。
「って混浴!この前とメンバー違うから!」
そう、以前は俺と
『大丈夫ですわヨーイチ様、ちゃんとこちらに』
そう言うマリアの横にはイライザさんが。
いやそれも問題だからね!もちろん裸の付き合いでエッチなこと考えてるわけじゃないけどリューバさんの恋人だからってオッケーじゃないからね!?
「わたし、だいじょぶ。
りゅーばのくにの流儀にあわせたい」
そう言ってもらえればありがたいけど...なんで流儀だけ流暢なんだよ...?
まあ
「まあそれなら会談の時にカリンが聞いた事もすり合わせできるし...っとそうなったら」
俺はカツミちゃん経由で侍女さんにノヤーロ君を呼んでもらう。
いや...なんだろう?偏見かもしれないんだが金髪大男の中に裸の彼を混ぜるとマズい気がしたので...。
『じゃあまずあたしからね』
使者に随行してきたメンバーは3人、使者以外が何を話していたかを探ってもらっていたのだが...。
『3人の内ふたりはよく話してたよ、内容はおサルさんがどうとか凍らない港がどうとか言ってた』
おっと早速不穏な言葉が出てきたな。
猿っていうのは多分こっちを侮蔑した表現なのだろうし俺たちの世界でも北にある大国家は不凍港が欲しくて南進したりしてたからな。
「まあ想定内ではあるな、そうでなければこんな盗み聞きのような真似をしてもらってないからな」
カツミちゃんが余裕そうに応える。
「で、もう一人はどんな話してたの?」
そう聞く俺にカリンは...。
『あの...その...おにいちゃんのお尻が...良いとか独り言ばっかり言ってた...かな?』
「えっ!?」
俺はつい驚きの声を上げる。
「ちなみに...どの人が言ってたのかな?」
不安になった俺はカリンに聞いてみる。
『あの一番おおきな体の筋肉がすごい人...だったよ?』
ああ、彼か...。
「え?あの歪み無さそうな人が!?」
マイさんが驚きながら言う。
歪み...?
富士野谷舞!きさま!(ガチムチパンツレスリング)見ているなッ!
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